Kisyu: Uta-byo:shi 2000)

  1. 1.Hamaodori uta

  2. 2.Komori uta

  3. 3.Kodomo asobi ua
          Tombo
          Kusuguri

  4. 4.Kakitori uta


Chorus:

Female Choir Ritto Calendula

Conductor:  Mitsuko Ito

October 26th 2008 at Koriyama City Cultural Center

“The 31st JCA Mothers' Chorus Festival”


Chorus:

Wakayama Children Choir

Conductor:  Haruhiko Numamaru

September 8th 2001 at Tokyo Bunka Kaikan Main Hall

“The 2nd Chorus Festival in Ueno park”

 

同声合唱のための 紀州うた拍子 (2000)  ―和歌山児童合唱団委嘱作品―


1. 浜踊り唄
2. 子守唄
3.
子ども遊びうた トンボ~くすぐり
4.
柿採り唄



この曲は、ア・カペラでありながら時に手拍子や足拍子、鳴り物も加わり、また所作や舞台上の動きをともなう、変化の多い作品です。私が育ち暮らしている紀北の民謡やわらべうたを、主な素材として書きました。
作曲にあたって資料を調べている間、唄のむかしからいま生きる私までが、風土においてずっと続いているという感覚がありました。これまで体験したことのないこの感覚が自由な発想を促し支えて、それは曲全体に反映しているかと思います。
忘れられた民謡をかつて育んでくれたこの土地で、時を越えた歌の心を感じながら筆を進めました。

1.浜踊り唄
『三月三日の節句の日、皆が弁当から三味線まで持って浜辺へ出て、車座になって一日うたい踊ってくる』(日本民謡大観より)という、和歌山市雑賀崎の祝い唄を素材としています。冒頭から手拍子に乗ってこれを歌いますが、曲のなかほどから素材に限定されない自由な作曲になっていきます。元歌にないシビコ、子鯛などの詞も出てきます。
小さい頃から和歌浦をみて育った私は、雑賀崎の波が照りかえす春の陽光を思いながら、素材に触発された幻想をこの曲では書いたのです。
最後の部分では串本“蛸とり”の詞を、深い海のようなユニゾンで歌います。
2.子守唄
多くの人々に愛されている“根来の子守唄”に、私もやはり魅せられました。この唄の奥底にある無常感を、合唱の響きによっていささかでも表現してみたかったのです。
3.こども遊びうた
〈トンボ〉〈くすぐり〉の二つからなります。
まず六群に分かれたパートが「ヤッホー」のやまびこを掛け合う中、トンボとり遊びを歌います。おにやんまの群れに竹竿をうねらせ廻すこどもの姿が、眼に浮かびます。
続くのは、下津の行事うた“いんのこ(亥の子)”と吉備の遊びうた“くすぐり”。所作をともなう歌が、かつてのこどもたちの生活を思わせます。
4.柿採り唄
休まずつづく終曲は、高野山のふもと九度山と四郷の山行唄です。冒頭の足拍子は、『重い柿の籠を背負って山の斜面を下りる際、急な坂道で空足を踏まないように唄をうたって拍子をつけた』(同上)イメージに、つながっています。
手拍子足拍子の間奏をはさんで、幾度も繰り返すただひとふしの唄に、山里で働く人の生成りの声の感触があらわれてくれればと思うのです。

 
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  1. 3.Kodomo asobi ua

  1. 4.Kakitori uta