Code for Flowers 2006)

  1. 1.Babies’ Breath

  2. 2.Tuberose


Piano solo: Maki Obata


November 28th 2006 at Izumi Hall

“Maki Obata Piano Recital”

 

コード・フォア・フラワーズ (2006)


1. かすみ草

  1. 2.月下香


この作品は、シンプルで奇を衒う仕掛けもない、ただひそやかな命のしるし=「花の名」をタイトルとする二つの曲から成っています。その花言葉が象徴する世界の扉はピアノのトリルによって開かれ、聴く人をつかの間の幻想へといざなっていきます。


第一曲は、傍らにいる友に語りかけるように始まり、ゆるやかに歌い、やがて柔らかなダンスへと変わっていきます。さらに歌は絡み合い昂揚しクライマックスを迎えたあと、始めの歌を優しく回想しながら次の曲に向かいます。

第二曲ではまず、ほの暗い音のにじみのなかに淡い旋律が浮かび上がります。やがてそれは軽やかな和声の連なりへと変容し、そこに色鮮やかな花粉のごとくにアルペッジョが舞い散ります。そして、九つのコードが響くとすぐに高音の短いトレモロが鳴り、曲は穏やかに消えていきます。


いずみの岸辺に咲く花二輪から、慎ましくもかぐわしい響きが薫り立つよう、願っています。


 

八重のかすみ草(写真:青木 繁伸 氏)

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